2018-01-01から1年間の記事一覧

さざ波の音を聴きながら 〜チンクエテッレ〜

日本人にも人気の、リグリア海岸にあるチンクエテッレ("Cinque Terre"5つの土地(村)を意味する)。 世界遺産に登録されている。 そのうち1つ、「マナローラ」の景色がお気に入りで、真夏と真冬の二回足を運んだ。 夏のバカンスシーズンは大勢の人で賑わ…

イタリアで過ごすクリスマス

クリスマスシーズンのトリノ。 "Buon Natare!" (メリークリスマス!) "Buone Feste!" (よい祝日を!) "Auguri!" (おめでとう!) そんな言葉が、明るく街を飛び交っている。 日本では、12/25のクリスマスを過ぎた翌日には早々にツリーやサンタクロース…

カトリックの聖地へ 〜ヴァチカン市国〜

キリスト教徒であうがなかろうが、見ておくべき聖地、ヴァチカン。 かつての芸術家たちの魂を込めた作品が集まっているという意味でも必見の場所。 城壁沿いの道を進み、まずはヴァチカン博物館に入場。(予約しておいたのでスルッと入れた) 歴代教皇たちの…

イタリアで着物ショーに出た話

11月にトリノ郊外のラッコニージという街で、日伊友好(櫻)協会主催の着物&着物リメイク服のショーが開催された。 日本とイタリアの絹の交流150周年を記念した行事のひとつ。 私は、もともと出るはずだった友達の代わりに着物のモデルをなんとなく勢いで引…

雪山の麓の田舎町 〜アオスタ〜

日帰りで行けて、まだ行っていない街といえば…と思い立ったのは、アオスタ。 お昼過ぎにふらっと出かけた。 トリノの自宅から車で2時間ほど。 ピエモンテ州を出て、スイス、フランスとの国境の手前。 頂上に雪が積もるアルプスの麓の街。 車を止めたら、まず…

わたし的、元気メシ。〜poormanger〜

トリノで、気に入りすぎて何度もランチに通っているお店がある。 (多分、トリノにいる日本人の中で最も行った回数が多いのは私だと思う…笑) その名も"Poormanger"!! 大きなジャガバターっぽいのの上に、野菜や生ハム、マッシュルーム、サルシッチャ(ソ…

トリノ生まれのコーヒーブランド、LAVAZZAミュージアム

1895年にトリノで創業したコーヒーブランド、LAVAZZA。 LAVAZZA本社社屋でもある"Museo Lavazza"へ行ってみた! (写真撮り忘れたけど建物も素敵。こんなところで働きたい…) LAVAZZAの120年の歴史や、コーヒー生産の仕組み、広告の歴史など盛りだくさん。 …

魅惑の水上都市 〜ヴェネツィア〜

誰しもが一生に一度は行きたい憧れの街、ヴェネツィア。 私もそんなふんわりとしたイメージをヴェネツィアに抱いていたけれど、さらに興味が湧いたきっかけは、グラフィックデザイナーの父が、とある本の表紙のデザインにこの銅版画を使用したのを見たときだ…

駐在妻のぼやき

「駐在妻」という響きは一人歩きしがち。 裕福で?優雅で?趣味に旅行に忙しくて華やかな生活?とか? ましてやイタリアなんて言ったらイメージは最高に良い。 もちろんイタリアは駐在地として本当に幸運だったと思っている。 けど、なかなか現実はそうもい…

トリノの偉大なる広告デザイナー

現在、アルマンド・テスタ(Armando Testa)の展覧会が、トリノ王宮に隣接した美術館で開催されている。 1917年にトリノで生まれ、トリノで亡くなった広告デザイナー。 コーヒーやお酒、オムツなどさまざまなプロモーションデザインを手がけ、現在でもイタリ…

チョコレートパラダイス! !

行ってきました、世界的に有名なチョコレートの街トリノのチョコフェス!! (今週だけで3回行った人←) サンカルロ広場から、王宮方面に向かうローマ通りに、ズラーッとチョコレートショップが並ぶ並ぶ! ちょうど寒くなってきて濃厚なチョコレートが食べ…

音楽を楽しむイタリア人観察 〜トリノでフェスに行ってみた〜

日本でまだ体力があった頃、、、サマソニやフジロックなどのフェスが好きで結構遊びに行っていた。 トリノでも年に何度かいろんなフェスがあって面白そうなので行ってみることにした。 1つは7月に行ったKappa Futur Festival。 イタリアのスポーツブランド…

森の宮殿 〜ストゥピニージ狩猟宮殿〜

やっと行けた「ストゥピニージ狩猟宮殿」! 王族が狩りをするために建てられた別荘。 お天気はどんよりだし、平日だし、トリノの中心地からは10キロほど離れていて交通の便も良くない…から、きっと空いているだろうと思ったら、案の定空いていた。笑 このど…

つかみどころのない、今

夏が終わった瞬間、突然厚着しだすイタリア人たちに違和感を感じる今日この頃…。まだ割とあったかいと思うよ… 強風が吹く我が故郷と比べたら、トリノは山に囲まれているせいか、めったに風が吹かない。 それでも、街の木々は徐々に秋の色に染まりつつある。 …

トリノ名物、ビチェリンが飲みたい

トリノ発祥の飲み物「Bicerin(ビチェリン)」。そろそろ飲みたくなる季節になってきた! トリノに「Caffè Al Bicerin(カフェ・アル・ビチェリン)」という250年以上も続く老舗カフェがある。 (店内を見回しても、その歴史の長さが感じられる) ここで生ま…

イタリアのコーヒー事情

エスプレッソ大国、イタリア! 日本にいるときにはめったに飲まなかったエスプレッソが大好きになった。 とにかくどこもかしこもBar(日本でいうカフェ的なお店)だらけ、私の自宅からも徒歩数分の範囲内にいくつもBarがある。 イタリアのBarで"caffè" を注…

エメラルドグリーンの湖 〜Lago Blu, Cervinia〜

トリノはアルプスに囲まれた街。 晴れて空気が澄んでいる日は、自分の部屋からでも、アルプスの山々が見える。 私が行ったアルプスに近い街は、マッターホルンの麓にある「チェルビニア」。スキー客が集まる観光地。 (スキー板を握りしめたおじさんが出迎え…

イルミネーションを見に 〜Cuneo〜

ある日たまたまネットで、ピエモンテ州の「クーネオ」という街で、イルミネーションが見られるという情報をみかけた。 トリノから、フランスのニースやモナコ方面に向かう途中にある街だ。 さらに調べると、途中に美しい聖堂があるということなので立ち寄っ…

街を見下ろす聖堂 〜スペルガ聖堂〜

ミラノ方面からトリノ向かって車を走らせると、とある山のてっぺんに、トリノの街中を正面から見下ろすように佇む「スペルガ聖堂」が見えてくる。 薄いオレンジ色のような外観が印象的。 丘を登り聖堂にたどり着くと、トリノを一望できるうえに、天気が良い…

クラシックカーレース 〜La Festa Mille Miglia〜

イタリアで1927年から始まった世界最高峰のクラシックカーレース、「ミッレ・ミリア」。 私はその存在をイタリアに来て初めて知ったけど、大興奮している夫の同僚たちと一緒に見に行ってみることにした。 ミッレ・ミリアとは、北イタリアの都市ブレシア発、…

アイスランド旅行記⑤ 〜レンタカーの旅・ブルーラグーン〜

アイスランド最終日は、レンタカー(スズキのジムニー!)を借りることにした。 レンタカー屋さんのお兄さんがホテルまで迎えに来てくれて、事務所に行って手続きをし、最後は空港で車を返却することができたのでけっこう便利だった。 アイスランドの旅行は…

アイスランド旅行記④ 〜南部ツアー〜

やっぱりアイスランドはレイキャビク観光だけでは語れない…!! 2つ目の大自然ツアーは、アイスランド南部へ。 アイスランド人はアイスランド語を話すけれど、ほとんどの人は不便なく英語を話す事ができるので、ガイドさんも英語。 タブレットを使った日本語…

アイスランド旅行記③ 〜首都レイキャビク〜

鉄道が無いアイスランド。 移動は、バスか車のみ。 この日はレイキャビク市内を歩いてまわろうと思い、ホテルからバスに乗ってみた。 夫婦二人分、500kr札を2枚入れた。(料金は確か450krくらいだったか…お釣りは無し…) どこに向かうのかよくわからないけど…

アイスランド旅行記② 〜ゴールデンサークル・ハットルグリムス教会〜

世界最北の首都、レイキャビクに到着したのは深夜0時過ぎ。外に出ると、真夏なのにかなり冷やっとしていた。 この日は14時過ぎにミラノ・マルペンサ空港を発ち、ミュンヘンで乗り換えてからさらに4時間。案外遠かった… 予約した送迎バスで市内のホテルまで向…

アイスランド旅行記①

学生時代、母がふとどこかで借りてきたCDをきっかけに、アイスランドの音楽や美術に興味を抱くようになった。 その繊細で神秘的な雰囲気を持つ作風は、一体どんな風土と思想から生まれてくるのかと。 遥か遠い未知の小国、きっと一生足を踏み入れる日は来な…

古代ローマ人の癒しの地 〜Sirmione〜

ベルガモに泊まった翌日、そのまま「シルミオーネ」へ向かった。 シルミオーネは、ミラノからベルガモを経由して、ヴェネツィア方面へ向かう途中にある小さな街。 ガルダ湖のほとりにあるちょっとしたリゾート地で、古代ローマ時代最古の温泉遺跡が残されて…

2つの顔をもつ街 〜Bergamo〜

北イタリアの湖水地方には、見逃せない街がいくつもある。 その1つが、ミラノから車で1時間ほど、トリノからでも日帰りで行ける距離に位置する「ベルガモ」という美しい街。 ドビュッシーの有名なピアノ曲「ベルガマスク組曲」は、ここに由来していると何か…

イタリア(トリノ)あるある。_φ(・_・

・「5分待って」は15分。 ・手を振って存在アピールしないとバスが止まってくれない。 ・仕事中に堂々と飲食、鼻歌。 ・「明日やるよ」は3日後。 ・夏休みが長い。 ・バカンスモードへの頭の切り替えが早い。 ・信号無視は普通。 ・どこでもチュッチュ。 ・…

Ogni giorno, Gelato!!! 〜毎日、ジェラート〜

いや、流石に毎日ではないけれども! 春夏秋冬、老若男女、ジェラート食いまくりの国、イタリア。 特に夏はけっこう夜遅くまでジェラート屋さんがあいていて、その夕食後の時間が一番混んでいる気がする。 私が今日までに食べた、トリノのおすすめジェラート…

小高い丘の上、美しき館 〜リヴォリ城〜

トリノ郊外のRivoliに、特に気に入っている場所、「リヴォリ城」がある。 これもサヴォイア家王宮群の1つで、修復を経て、今は現代美術館になっている。 良い眺め!トリノは眺めの良いところばかり。 作品は良いものばかりだった…! 壁に残る古い壁画、床が…