街を見下ろす聖堂 〜スペルガ聖堂〜
ミラノ方面からトリノ向かって車を走らせると、とある山のてっぺんに、トリノの街中を正面から見下ろすように佇む「スペルガ聖堂」が見えてくる。
薄いオレンジ色のような外観が印象的。
丘を登り聖堂にたどり着くと、トリノを一望できるうえに、天気が良い時はトリノを囲むアルプスの山々がくっきりと見える絶景の場所。
墓所は有料で見学でき、聖堂の中は無料で入れる。
聖堂の中は、荘厳な静けさが漂っている…
ヴェナリア宮殿の建設にも関わったフィリッポ・ユヴァラによるバロック建築。サヴォイア家がフランスとの戦に勝利した記念に建てられたという。
ここには悲しい歴史もあり、1949年にイタリアのプロサッカーチーム、トリノFCのメンバーを乗せた飛行機がこのスペルガ聖堂の立つ山に激突して乗客全員が亡くなったという。(当時のトリノFCは、イタリア代表選手も多くいた全盛時代。「スペルガの悲劇」と呼ばれている。)
裏道を歩いてまわると、追悼の記念碑が建てられていた。
スペルガ聖堂はトリノの中心地から離れているけれど必見!!穴場!!
いつもは車で行くけど、一度は登山電車にも乗ってみたい。
夜も、また良い。