モザイク絵画の宝庫 〜ラヴェンナ〜
イタリアにいる間に絶対行っておきたいと思っていた街、ラヴェンナについに行けた!!
トリノからボローニャまでは高速鉄道イタロ、乗り換えてローカル線で1時間とちょっと。
アドリア海に面し、ビザンティン美術が花開いた小さな街。
大都市から離れているため、観光客はかなり少なく、ゆっくり見てまわることができた。
(ただしむちゃくちゃ寒かった…)
道の名前の表札も、モザイク風なのがたまらん。。
ヴェネツィア、サン・マルコ寺院内部のモザイク画も迫力満点で素晴らしいけれど、ここラヴェンナに点在する小さく質素な建物の中に、まるで隠された宝石のように光り輝くモザイクを見たときは、本当に宝箱を開けたような気持ちになった。
8カ所が「初期キリスト教建築群」として、世界遺産に登録されている。
必見スポットは9.5ユーロの共通券で、なんと7日間も見放題。
最初に向かったのは、アリアー二洗礼堂。
すっごく小さい空間なのに、ここだけ異世界のような空気が漂っていた。。
(共通チケットには含まれないので別途入場料を支払った。確か1ユーロか1.5ユーロか…)
(外にいた黒猫。通りすがりのおじさんが「チャオ!アーリオ!」って呼んでた。ニンニク…?笑)
次に向かうはサン・ヴィターレ聖堂とガッラ・プラチーディアの廟。
(とにかく小さい街なのでほとんど歩いてまわれる。)
サン・ヴィターレ聖堂、この外観で…
内部がまさかの、この豪華さ。
建物の中心部分は、何故かモザイクじゃなかった。
でも綺麗…。
ガッラ・プラチーディア廟はすぐ隣にある。
(ガッラ・プラチーディアという女性は、5世紀半ばの皇帝と共に町の基礎を築いた妹らしい)
このこじんまりした外観で…
(危うく通り過ぎかけた…笑)
内部は満天の星空のような見事なモザイク…!!
天井が低いので、手が届きそうなほど近い。
宗教画に添えられたかわいらしい模様が特に好き。モザイクでできているからこその手作り感と儚さがまた良い。
お次はネオニアーノ洗礼堂。八角形の建物。
最初のアリアーナ洗礼堂と同じく、「キリストの洗礼」と「十二使徒」が描かれている。
すぐ隣のドゥオーモにも入ってみた。
こちらも立派…写真とか撮ってすいません、と思いつつ、撮る。
大司教付属博物館の中にもモザイクがあるとのことなので入ってみたけれど、閉館ギリギリ、というかまだ閉館20分前なのに閉められたので(イタリアあるある)、柵の隙間からなんとか写真を…!
小さくてカラフルな鳥がたくさん描かれている。うー、かわいい。どんだけセンス良いんだか…!
翌日、まずはダンテのお墓を見に。
「神曲」(すいません読んでません)を書いたダンテ、お墓がラヴェンナにあるとは思わなかった。
フィレンツェを追われ、この街で生涯を終えたという。
ラヴェンナ旅最後のモザイク画スポットは、サンタポッリナーレ・ヌォーヴォ聖堂。
こちらも質素な外観。
内部はスッキリと整った佇まい。両面に煌びやかなモザイク画の物語が繰り広げられている。。。
駅に戻る前に、隣のカトリック教会に入ってみると、こちらも内部は似た造りをしていて、いくつかモザイク画も発見。
かわいい…好みすぎる。
後ろ髪引かれながら、ラヴェンナに別れを告げる。。また行きたい…!