思い出とともに…帰国。泣
すっかり時間が経ってしまいましたが、実は6月末に、日本に本帰国しました!
私のトリノでの生活は、今となっては、まるで長い夢を見ていたような、長い眠りについていたような。。。
本当に住んでたんだよね?って疑いたくなる感じです。笑
思い切って仕事を辞め、おっかなびっくり海外生活を経験したことは、私にとってかけがえのない思い出になりました。
「外国人」としての生活は、まわりの助け無しでは到底無理でした…。本当にいろんな人に支えられた日々でした。
この感謝の気持ちと、この目で見たあの遠い異国の景色を、きっと忘れることはありません🥺🥺🥺
が、果たして自分の何がどう変わったのかどうか…???
これからの日本での生活の中で、徐々に見出していけたらいいな…
とりあえず絶賛職探し中です(汗)
イタリア生活での記憶は、これからもここにそっと綴ったり、色んな人に思い出話をこぼしたりしながら、大事に大事にしようと思います。
Arrivederci, Torinooooooooooo!!!!!
イタリア人に学ぶ、公園でまったり過ごす休日のすゝめ
トリノ市内には、公園が沢山ある。
広かろうが狭かろうが、天気が悪くない限り、誰もいないなんて日は滅多にないほど、イタリア人にとって大切な場所…!
自宅から歩いてすぐのところに、中心地から近くいつも大勢の人で賑わう公園、パルコ・バレンティーノがある。一周するのに、徒歩で50分くらいかかるほどの広さ。
ポー川に沿って広がっていて景色も良く、真ん中にはサヴォイア家王宮群の1つ「バレンティーノ城」(現在はトリノ工科大学)がそびえ立っている。
さらに、美術館や、ちょっとしたスポーツクラブや、ナイトクラブも4つくらいあって、夜中まで賑やかな日も多い。
私もたまにジェラートを食べながら散歩に行ったりするけれど、週末の賑やかさは私の想像を超えていた!
遊具もない広々としたこの公園が、老若男女で大・混・雑☆
芝生の上でビールを飲む人、サッカーをする若者達、サイクリングをするファミリー、ブーメランで遊ぶカップル、ギターを弾く男子、本を読むマダム、犬の散歩をする老夫婦、ただ爆睡する人、などなど。
そして暑くなってくると、堂々と水着で寝そべり、天然日サロする女子がそこら中でゴロゴロしている。
ちなみにここパルコ・バレンティーノには、名古屋からの贈り物だというソメイヨシノが植えられていて、春になるとちょっと日本を感じることができる。
日本だと、公園で遊んでいるのは小さい子供がいる家族ばかりのイメージだけど、イタリア人はこうして近所の公園で、年齢問わず、お金をかけずとも、気の知れた仲間とのんびりとした時間を過ごす。
見ているだけでこちらまで心満たされるような気がしてくる。
ゆっくりするのが苦手な私たち日本人。
見習いたい…
トリノ生活、残り一ヶ月
6月末の本帰国が決まり、トリノでの生活も残り1ヶ月となった。
思い残すことが無いようにと、なんとなく気持ちが焦り始めたここ数日、出かける気も失せるほどダラダラと冷たい雨が降り続くトリノ…。
引き止めてくれてるつもり…?笑
少し前の晴れた日には、公園で水着で寝転がって日向ぼっこする若者たちを見かけたばかりなのに、最近はまた厚手のダウンを羽織りだすイタリア人たちの季節感の無さよ…
まだ帰国準備に手をつけていない、というか日本での家も、車も、仕事も未定!
今となっては、帰国してからの自分の生活がイメージできずにいる。
何から始めたら良いのやら???
見慣れてきたトリノの景色ももうすぐ見納め…。
私のやるべきことは、、、さらにたくさんの思い出を作ること、それに限る!
ピエモンテワインといえばここ 〜バローロ〜
トリノを州都にもつここピエモンテ州の代表的なワイン「Barolo」の産地、バローロ。
すごく綺麗だから行ってみて!と語学学校の先生に勧められ、ゆっくり起きた休日にふらっと行ってみた。
トリノから車で1時間〜1時間半ほど。
丘の上に辿り着くと、遠くまで広がるブドウ畑が…!きれい!
波打つ大地に、いろんな濃さの緑が広がる景色は、ちょっと日本の田園風景を思い出させる。
その真ん中に、小さな町が見えてきた。
ここが、バローロ!
一番街中に近い車を止めたらまずはカステッロへ。駐車場から徒歩5分。
辿り着くと、何やらかなり賑わっている様子。
ワインの試飲イベントが開催されていた。こんな小さい町にこんなに沢山の人が集まるって、バローロ人気すごい!
試飲イベントを横目に、向かいにあった教会に入ってみた。
こちらは誰もいなくて静か。涼しい。
そのあと、事前に調べていて見つけた、"Museo dei Cavatappi"(栓抜きミュージアム)に入ってみた。
エノテカ(ワイナリー)の奥にある、とても小さいミュージアム。
大きさも様々だし、すっごく使いにくそうな形だったり、長く使い古されたものだったり、色んなデザインがあって面白かった。
ワインを愛するイタリア人の必需品。
私も本当はデザインで選びたいところだけど、やっぱり使いやすさで、イケアのお手軽な栓抜きになってしまうんだよな…笑
ミュージアムを出たところで売られているワインを試飲してみた。一本84ユーロのバローロを4ユーロでひとくちだけ。
まさかの、めっちゃ飲みやす〜い…!!!
美味しい!!
バローロは結構重ためなイメージだったけど!!これ、帰国する前に一本買いたいなあああああ。
そのあと、ほかのエノテカにもちょっと立ち寄りながら近所を散策。この街、本当にエノテカばかり!笑
夕食は、かわいいフクロウ(?)が目立つこちらのレストランへ。宿泊もできるらしい。
トリュフとポルチーニ茸のラザニア、クリーミーですっごく美味しかった…!
ラザニアに見えない!
お肉も柔らかくて最高…!!
ここでも再びバローロを飲む私。
カフェを注文したら、きれいなカップとともにマキネッタのまま出てきた。オッシャレ〜。
15時にトリノを出て21時に帰宅するという短い旅だったけど、ワインも食事も景色も素晴らしかった…!
(バローロは車で行くのが便利なので、運転手がワイン好きなら宿泊するしかないかも…笑)
やっぱり田舎の景色は心が落ち着く…
イタリアでのスキンケア&ヘアケア問題
噂通り、ヨーロッパの空気はかなり乾燥している。
日本にいるときでさえ乾燥肌に悩んでいた私は、日頃使い慣れた洗顔料やボディソープ、化粧品類を引っ越しの際に日本からたくさん持ってきた。
それでも足りなくなるので、トリノで色々と調達しにまわっているんだけれど、予想外の事が色々と起きた。
まず、「洗顔料」というものが見つからない。
イタリア人はどうやら、体を洗う石鹸で顔まで洗っているということか…
友人が一種類見つけたとのことだったけれど、私はまだそれを発見できていない。
ちなみに「ボディーソープ」というものも見当たらない。。。
基本的にすべて、"Gel Doccia"。つまりシャワージェル。
泡立たないジェル状の石鹸…。最初は洗えてる気がしなかったけれど、慣れた。
最近の私のお気に入りは、このNeutrogena(ノルウェーの)のシャワージェル。乾燥肌用!
メイク落としは、この水っぽくて二層に分かれたような液体のものがほとんど。コットンで拭き取る式。
または、メイク落としシート。
私はこれがあんまり好きではなくて…
友人に日本のジェルメイク落としを買ってきてもらって今までつないでいる。
ちなみにシャンプーは、日本ではノンシリコンが流行っているけれど、ただでさえ硬水で髪がガシガシになるので…シリコン入りに変更。
シリコン入りを使ったほうがイタリアではだいぶ良い感じ。
オイルを使ったりトリートメントしたり、色々気をつけてはいるものの、それでも髪が硬くなったように感じる…。
日本に帰ったら最初に行きたい場所は、美容院!泣
イタリアは日差しが強い。
夏でも冬でも、サングラスが必須。
けれどイタリア人は日焼けするのが大好きで、暖かくて天気が良い日の浜辺や公園は、水着で寝転がって太陽を浴びている人々で大混雑!(本当に公園でも水着(なんなら下着かも)になっていて最初は驚いた…)
イタリア人の感覚では、こんがり焼けた肌こそが美しい、バカンス明けに肌が白いなんてありえない!という感じらしい。
そんなわけで、ドラッグストア(と呼ぶのが正しいかはわからないけれど)には、サンオイルが大量に並んでいる。
日焼け止めはというと…?その大量のサンオイルの横に、数種類だけひっそりと売られている。
焼きたくない日本人とは、大違い。
ちなみに私がショックだったのは、イタリアのプチプラコスメブランド"KIKO"でリキッドファンデーションを買ってみたら、まさかの日焼け止め成分が入っていなかった〜!泣
(KIKO以外のブランドも、日焼け止め成分が入ってないファンデーションが多い…)
そういう雰囲気の中で生活していたら、私も日焼け対策をだいぶサボるようになってしまった。
知らない間にシミソバカスが増えている気がして、、、恐怖!
海外生活における不安要素
海外生活で不安を感じる理由、それは、情報が得づらいことだと思う。。
もしイタリア語がスラスラわかるようなら問題ないのかもしれないけど、私の場合はそうじゃないから…(泣)
トリノに住む数少ない友人同士の情報交換もかなり大事。
日本にいる時ですら、例えば、妊娠したら出産補助金が出るとか、介護手当がどの程度でいくらもらえるとか、退職したら失業手当がもらえるとか、どんな状況でどんな手続きをしたら国のサポートが得られるか、調べるのに一苦労する。
なんなら多分、知らずに手遅れになっていることもあるかもしれない。
ましてや、ここはイタリア!!
日本ほど親切には、市民が知りたい情報を提供してくれない。
バスの料金が上がったことも途中まで知らなかったし(よ〜く見たらバスの中にめっちゃちっちゃく書いてあったり、時には破かれてたり…笑)、たまにあるストライキの日程もよくわからなかったし、道路が工事で通れないとか、そういう情報はどうやって調べたら良いのか、、、最初のころは結構困った。
ニュースを見ても、なに言ってるか全然わからないし(泣)
何かとても大切な情報を見逃しているのではないかと、不安になったりする。
でも昔とは全然違う。ネットさまさま…SNSに本当に助けられている。
私の今の情報源はフェイスブックやツイッターのトリノの情報ページ。
毎週に市内や近郊で行われるイベントや展覧会についても宣伝してくれるし、超リアルタイムで情報が流れてくる。
トリノなら、下記の二つはフォロー必須。
"Torino Today"
https://m.facebook.com/TorinoToday/
"Guida Torino"
https://m.facebook.com/guidatorino.turismo/
(もちろん全部イタリア語なので、めっちゃgoogle翻訳しまくる…)
いまとなっては、SNSやってない人ってどうやって情報を得てるの??って思っちゃうくらい頼りにしている。
Googleマップがあれば、はじめての場所で単独行動もできるし、日本の家族や友達ともLINEでいつでも連絡が取れるし、この便利な時代の駐在で良かった…と、しみじみ思う。
トリノにもオープン! 〜Il Mercato Centrale〜
ローマ、フィレンツェにある"Il Mercato Centrale" がトリノにもオープンしたと聞き、早速足を運んだ。
直訳すると…中央市場。
一度行ったことがあるフィレンツェの店舗は、一階はお肉やチーズなど新鮮な食材のマーケット、二階は広いフードコートになっていて、大勢の人で賑わい活気があった。
日本人がやっている日本食のお店もあった。
トリノの新店舗はどうか??
場所は、ヨーロッパ最大の市場、ポルタパラッツォのすぐそば。
この日は祝日なので外の市場はお休み。
オープンしたての祝日、大混雑!
都会的で綺麗。広さは、フィレンツェのお店の半分くらいかな…??
(真ん中のドーム型の物体は何なんだろう…)
一階はパン、チーズ、お肉、魚など食材のお店やレストラン。全体がフードコートになっている。
何を食べるか、ぐるぐる歩きながら悩んだ末、ハンバーガーとビール!(肝心なバーガーは撮り忘れ…)
友達はこれ!(おかわりしちゃうほど美味しかったらしい)
日本食は無かったけど、トリノで有名な"Del Cambio"(トリノの街中にある、初代イタリア王国カブール首相が通ったらしい高級レストラン!)のプチ店舗も入ってた。
本店はなかなかお高いだろうけど、ここのメニューは手が届くお値段。
二階にはドレス屋さんや靴屋さんがあったけど、惹かれなかった…笑
景色の良い位置には、綺麗なBarもあった。
半分は、まだ作り途中の様子…。
その上の階にはフリースペース、テラスもあって、どうやら今週開催のジャズウィークの会場になるっぽい雰囲気だった。
これから、たまにランチに寄ったりしようかな。
"Il Mercato Centrale"