イタリアでの家事、あれこれ。
トリノに引っ越したことをきっかけに、ひとまず専業主婦になった私。
初めは、半年早く来た夫からまずは色々教えてもらわないと家電の使い方すら分からなかった。。
(今となっては私の方が詳しいけど)
まずは洗濯。備え付けの洗濯機はカビまくっていたので、私が来る前に夫が頑張って掃除しておいてくれた。
そもそも表示がすべてイタリア語なので最初は翻訳しないとわけがわからなかったのはもちろん、洗濯から脱水が終わるまで、謎に3時間くらいかかる…。
(時間がかかるわりに本当に綺麗になっているのかどうか怪しい)
また、こちらは硬水なので?、洗剤を入れる前に「カルゴン」とかいうこの青い液体を投入する必要があるっぽい。
(これも果たしてやり方合ってるんだろうか…今更だけど)
ウチは一応チェントロ(中心街)にあって、周りは景観を気にしてか外に洗濯物が干されているのを見かけないし、そもそもウチはバルコニーが無いので、常に部屋干し。
ただ、とにかく空気がカラッカラに乾燥しているので夜に洗濯をしても、一晩干したら乾いてしまうほど。
たぶん水のせいだけど、フワフワだ〜!と思って買ってきたタオルが、一度洗濯しただけでガッサガサに硬くなる。。。泣
そして真っ白い服は、洗濯するたびになんとなく灰色っぽくなってきてる気がする、と夫は言っている。
さらにウチは、洗濯機が回っているときにお湯を沸かしたりドライヤーを使ったりするとソッコーでブレーカーが落ちる。(何度もやってしまって、その度にしばらくWi-fiが機能しなくなりイライラする)
ブレーカーを落とさないようにやるべき事の段取りを考えるのもだいぶ慣れた。
料理については、流石に毎日家でイタリアンを食べるわけではないので、和食や中華などを料理しようとすると、なかなか面倒なことが多い。
普通のスーパーには和食材はほとんど売っていないから、数少ないアジア食材店にわざわざ買いに出向かないといけない。
(いつも行くアジア食材店はなかなか品揃えが良い。冷凍の納豆(高いけど)、うどん、そば、餃子の皮、片栗粉、大根や椎茸、味噌やマヨネーズなどの調味料、日本のビールもある)
日本人は卵を生や半生で食べることが多いけど、噂によるとイタリアのスーパーで売っている卵は生では食べられないらしいので、新鮮な卵を求めて市場などに買いに行く。
要するに、日本食を作るためにはイタリアの普通のスーパー一箇所だけでは欲しい食材が揃わないので何箇所もまわらなければならないということ…。
(ちなみに大きいスーパーならお寿司コーナー有り)
同じ野菜でも、日本のものとはなんか違うから、同じメニューを作ってもどうもうまくできなかったりする。
それから、鶏肉!ほぼ骨つき。日本のように「唐揚げ用」とか無いので、もし唐揚げを作りたいときは自分で捌かないといけない。
または、量り売りコーナーで切ってもらうか。
とはいえ、日本食を作りたいとなると普通のスーパーだけでは足りないものの、イタリア食材はものすごく充実していて、買い物は楽しい。
まわりのイタリア人たちも、広いスーパーでは大きなカートを押しながら大量買いしている。
イタリアは水道水が飲めないので飲料水を買い溜めする必要があり、そのせいで大荷物になるけど。。。
(料理に使う水は、こういう水道水をろ過するボトルも使用している)
美味しそうなフルーツや野菜が量り売りされていて、かなりの種類のパスタ、チーズやサラミが山のように売っていて選び放題。
しかも安い…!!
(チーズのエリア、半端ない広さ。ピエモンテ名物グリッシーニもたくさん売っている。)
(これはイタリア野菜フィノッキオ(フェンネル)。セロリっぽい味。)
(カキを発見!)
(こっちで売ってる茄子は基本、米茄子…でかい)
あとワイン、大量に並んでいて選び放題。こちらも安い…!!
私は生パスタもよく買って帰る。
ちなみに私がトリノでよく行くスーパーは、PAM、カルフール、エッセルンガの三ヶ所。
最近は、大根と青梗菜が手に入るエッセルンガがお気に入り。
日本に帰ったら、このワインとチーズとサラミ天国ともお別れかぁ…
(今は冷蔵庫に常にストックがある状態)
お土産に、できる限り色々買って帰りたいと思っている。