イタリアで過ごすクリスマス
クリスマスシーズンのトリノ。
"Buon Natare!" (メリークリスマス!)
"Buone Feste!" (よい祝日を!)
"Auguri!" (おめでとう!)
そんな言葉が、明るく街を飛び交っている。
日本では、12/25のクリスマスを過ぎた翌日には早々にツリーやサンタクロースの飾りが回収され、一気にお正月モードに早変わりするわけだけれど、イタリアのクリスマスシーズンは1/6のエピファニアの日まで。
1/5の夜にベファーナという魔女がやってきて、子供達の靴下にプレゼントを入れてくれて終わるのだという。(え!それってサンタクロースの仕事じゃなかったんだ…!と思った)
イタリアの冬、クリスマスシーズンが近づくとそこらじゅうに張り巡らされるイルミネーションや半端なく巨大なツリーが、気分を盛り上げてくれる。
(真っ青にライトアップされるMonte dei Cappuccini)
(トリノタワー "Mole Antonelliana"もキラキラ。青く光っていることが多いけど、この日は赤だった。ちょっと東京タワーを思い出す…笑)
日本にいるときはクリスマスとか正直「いや、仏教徒だし…」と思ってたいして興味がなかったけど(でも友達みんなでワイワイするクリスマスパーティは楽しいから好き。笑…)、カトリック大国に住んでいるとなれば、郷に入れば郷に従え、色々体験したくなる。
日本では街が賑わう12/25。
一方イタリアのクリスマス当日は…会社はもちろん、スーパーも服屋さんもレストランもほとんど見事に閉まっている…!!
外に出れば人通りも少なく、日本とのギャップに驚かされる。
イタリアのクリスマスの過ごし方は、家族が自宅に集まってまったりするのが通常というわけか。。
私はというと、楽しみに取っておいたワインを開けて、幸いにも営業していたお気に入りのPizzeriaでピザを買ってきて、クリスマスの定番、「パネットーネ」も食べてみる。レーズンとドライフルーツが入ったふわふわの菓子パン。
スーパーやショッピングモール、高速道路のサービスエリアなどで、何種類ものパネットーネとパンドーロが山のように積まれているのを目にする。(そしてすべてやたら賞味期限が長い…)
種類が多すぎて選べなくて、とりあえず缶が可愛いのとパネットーネがミラノ発祥だというのでこれを。さらにもう1つは頂き物。
パネットーネ、デカい!笑
我が家は当分のあいだ、朝食はパネットーネになりそう。