エメラルドグリーンの湖 〜Lago Blu, Cervinia〜
トリノはアルプスに囲まれた街。
晴れて空気が澄んでいる日は、自分の部屋からでも、アルプスの山々が見える。
私が行ったアルプスに近い街は、マッターホルンの麓にある「チェルビニア」。スキー客が集まる観光地。
(スキー板を握りしめたおじさんが出迎えてくれる…)
標高が高いので真夏でも涼しく(ちょっと寒いくらい)、氷河も見ることができる。
スキーはやらないけど、山に囲まれた景色を眺めながらぶらぶら歩くのがちょうど良くて、今までに2回訪れた。
そこから車ですぐのところに、「ラーゴ・ブル」という大好きな湖がある。私的パワースポット!
溜め息が出るほどの、澄んだ青、というか、緑というか…
真正面にマッターホルンがあるんだけど、2回行ったうちのどちらも真ん中が雲に隠れてしまって、頭が少し見えただけ…。
雲がない日は、マッターホルンが湖に逆さに映る姿が見えるはず。
湖のそばでは、カランカランと優しい音のするカウベルを首に下げた牛たちが、涼しい風に当たりながらのんびりと過ごしていた。
鴨ものびのび。
私ももし鴨に生まれてたら、ここで暮らしたい…。
夕方になって日が落ちてくると、湖の色はすっかり変わっていた。
この日はなぜかチェルビニアまでの一本道が一時通行止めで結構待たされたけど、美味しいピッツェリアで人懐こい猫に出会えたから良かったとしよう…