雪山の麓の田舎町 〜アオスタ〜
日帰りで行けて、まだ行っていない街といえば…と思い立ったのは、アオスタ。
お昼過ぎにふらっと出かけた。
トリノの自宅から車で2時間ほど。
ピエモンテ州を出て、スイス、フランスとの国境の手前。
頂上に雪が積もるアルプスの麓の街。
車を止めたら、まずは、立派な二つの鐘篭が目立つ大聖堂に向かった。入り口には、細かく彩色された美しい彫刻が。
上品な装飾が施された内部では、ちょうどパイプオルガンの音色を聴くことができた。
この時期、通りはクリスマスマーケットで賑わっていた(それもかなり広範囲)。
暖かい電飾の光が映える可愛らしい街並み。
ホンモノ感がすごいサンタさんも何人か見かけた…
徒歩で充分まわれるくらいの小さな街だけれど見所は古代ローマ遺跡!
街の中心であるPiazza E.Chanoxの周りに、お土産屋さん、レストラン、民芸品店などが並び、そぞろ歩きしながらローマ遺跡を探した。
この古代ローマの円形劇場跡は必見!!
見事なファサードが、曇り空と雪山を背景に、まるで街を見守るように佇む。
クリスマスマーケットで無料で配っていたホットワインを飲んで体を温めつつ一周し、プレトリア門をくぐる。
(ここにインフォメーション有り)
もう少し進むと、次の目的地サントルソ教会に着く。
ここは、12世紀に作られたというロマネスク様式のキオストロ(回廊)が見所。
最後の目的地、アウグストゥスの凱旋門に到着。この凱旋門、なんと2000年の歴史があるという…!!お目にかかれてよかった…!
きっと雪が降る頃には静まり返るであろうこじんまりとした商店街。
この街の人々の慎ましく暖かな暮らしを垣間見たような気がした。